アメリカ大統領選の動向はロシアのプーチン大統領も注目している。14日に放送されたロシア国営放送のインタビューでバイデン大統領とトランプ氏のどちらがロシアにとって望ましいか聞かれ、プーチン大統領は「バイデン大統領の方が望ましい。より経験豊富な人物で予測がしやすく古いタイプの政治家だ」としている。しかし、トランプ氏は10日の支持者集会でNATO加盟国の元首に対し国防費を払わずロシアに攻撃されたらアメリカは守らない、ロシアにやりたい放題やるようけしかけるとしていて波紋を広げた。これに対しバイデン大統領はアメリカの歴史上ロシアの独裁者に屈服した大統領はトランプ氏のほかにいない恥ずべき事だとしており、プーチン大統領にとってはトランプ氏が大統領になった方が望ましいように見える。プーチン大統領の発言の意図について、武隈氏は実際にはトランプ氏への援護射撃だと指摘する。