ホリコ・キャピタルマネジメントの堀古英司さんがリモート解説。NY株式相場について堀古さんは「夏休みで取引低調の中、ダウは下落した。一方長期金利の低下を受けて、ナスダックの方は堅調推移となっている。」とのべ、先週の株価急落について「ほとんどは市場の構造が原因であり、企業業績や米国経済のファンダメンタルズを反映したものではない。市場の構造は近年急速に変化しており、よく理解しておく必要がある。市場取引の大半がインデックスファンドによるものになったことで、本来企業の価値を反映すべき株価がインデックスファンドに資金が流入するか流出するかによって決定される部分が大きくなっている。」「第2に今年は変動率指数のVIXがほぼ15以下の水準が続き、変動率の低位安定に欠ける投資家が増加していた。株式は通常安く買って高く売るべきものだが、市場の構造の変化によって安くなるほど売られる資金が増加している」などとのべた。