1885年(明治18年)、ロンドンで開かれたイベントで相撲の取組が披露された。1910年(明治43年)の「日英博覧会」でも披露された。英国相撲連盟名誉会長・ペイトマンさんによると、イギリスでは1980年代に大相撲の取組や日本で相撲を体験するテレビ番組が放映されていた。1991年、大相撲ロンドン公演で相撲は「観るスポーツ」として定着していった。最近は相撲を競技として始める人が増えている。ロンドン相撲クラブ代表・ベルさんによると、2年前は相撲クラブは2つだったが、現在は10以上のクラブが設立され、今年の世界選手権には14人が出場。ベルさんは「英国出身力士誕生が期待され、彼が東京で活躍すると英国が注目され、強い選手たちと経験を重ねるのは素晴らしい」と話した。史上2人目となる英国人力士誕生が期待される湊部屋の研修生のニコラス・タラセンコさんは身長190cm、体重120kg。6歳の頃から柔道、ラグビーを経験。2023年、24年にエストニアでのアマチュア相撲大会で3つの金メダルを獲得。類稀な才能な日本相撲関係者の目に止まり、湊部屋への所属が決まった。来年の初土俵を目指している。5日間のロンドン公演のチケットはほぼ完売。末延は「イギリスは保守党もあるぐらいで伝統をうまく吸い込む懐の深さがある」などとコメントした。
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