去年、結成5周年を記念して東京と大阪で行われたのは初となるドーム公演。全4公演で約17万人を動員。ikuraは「(5周年を迎えての気持ちは)YOASOBIがこれだけ長く続いていくと思っていなかった」など話した。2019年の結成まではそれぞれ個別に活動していた2人。共に長い下積み期間を迎えてのデビューだった。AYASEは「一番大きかったことはアリーナツアーを2023年にやらせてもらったこと。5年目も終わりリスタートの気持ちが強い」など話した。「アイドル」は米国ビルボードグローバルチャート“Global Excl.U.S”で日本楽曲史上初1位。世界各国でもライブを行った。去年米国のホワイトハウスで行われた公式晩さん会にも招待されるなどわずか5年で日本を代表するアーティストにまで成長を遂げた。先月韓国で行ったライブではチケットが1分で完売。韓国最大の音楽授賞式にも出席。YOASOBIのコンセプトは小説を音楽にするユニット。原作からメロディーや歌詞が生み出される。結成翌年、世間はコロナ禍に。自宅で過ごす人が多くストリーミングの事業が拡大。日本の音楽業界は海外に比べストリーミングの普及が遅いと言われている。日本の音楽市場はCDやDVDの売上が7割を占めストリーミングのシェアはおよそ3割しかない。音楽業界に新しい道を開いたYOASOBIは曲によって見せる表情が違うことも魅力。AYASEは「そのために心がけていることは)どこでつくっているかより環境が変わっていることが大事」など話し、ikuraは「(表現者として大切にしていることは)自分の限界にボーダーを引かないでチャレンジをしっかりしていく6年目にしたい」など話した。