「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展-美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」はピカソやブラックをはじめとしたキュビスムの名画を140点展示する展覧会。キュビスムをテーマとした大規模展覧会の開催は日本では50年ぶりで、初出展の作品も50点含まれている。キュビスムはひとつの画面に様々な角度から見た視点を描いているのが特徴で、目に映る対象を幾何学的に分解して再構築したことから「線による発明」とも呼ばれている。キュビスムは20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出された技法で、アンリ・ルソーから大きな影響を受けている。このキュビスムは自由な発想で常識を覆して大きなムーブメントとなり、今ではおなじみとなっているコラージュといった技法にも繋がった。やがてキュビスムは建築や彫刻など他分野にも広がることになり、この影響を受けた建築家のル・コルビュジエは今回の展覧会が開催されている国立西洋美術館を建築したことでも知られている。展覧会は1月28日まで開催。
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