- 出演者
- 有田哲平(くりぃむしちゅー) 上田晋也(くりぃむしちゅー) 堺正章 風間俊介 羽鳥慎一 佐藤栞里 寺田心 市來玲奈
スタジオジブリによって映画化された児童文学作品「魔女の宅急便」を特集。主人公は13歳の少女”キキ”で、空を飛べる魔法だけが使える。キキには作者である角野栄子先生の性格、生き様が強く投影され、前向きな性格、好奇心を挙げた。原作のトンボは研究熱心でおとなしい性格だが、ジブリ映画では積極的で明るい性格となった。児童文学作家として、これまでに260冊以上を執筆している。2018年、児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞の作家賞に輝いた。10歳のときに戦争を経験し、大学卒業後に結婚。ブラジルに移住後、日本語のラジオ局の営業職として働いた。言葉の壁に悩み、帰国を考えたことがあったが、窓から入ってきた風を感じたときに、「この国で生きていける」と思えたという。角野先生はジブリ映画「魔女の宅急便」でキキが風を受けながら、修行の旅に行くシーンが大好きだという。
「キキが修行に旅立つシーンで、角野先生のリクエストによって生まれた演出とは?」が出題。
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- 魔女の宅急便
「キキが修行に旅立つシーンで、角野先生のリクエストによって生まれた演出とは?」が出題。正解は「旅立つときに鐘を鳴らして」。また、映画の後日譚では17歳となったキキが遠くの学校に行ったとんぼと大晦日に会う約束をする。新年を告げる鐘の音が鳴ると、2人は再会する。角野先生は大学時代、「LIFE」という雑誌で俯瞰したNYの風景写真を目にし、キキが修行する「コリコの町」を生み出した。執筆当時、娘が12歳で、同年齢の女の子を描こうと考えた。50歳の頃、単行本として発売され、スタジオジブリから映画化の依頼が舞い込んだ。角野先生は「風の谷のナウシカ」を鑑賞していた娘から背中を押され、「タイトル、登場人物を変えないこと」を条件に映画化を決断。ニシンのパイ、飛行船は宮崎駿監督の創作である。
ジブリ映画「魔女の宅急便」の中盤、キキは黒猫のジジと会話ができなくなり、そのまま終わりを迎える。角野先生は「ジジとしゃべれるようになってほしかった」と話す。原作ではキキ、ジジが話せなくなることはない。また、小さい頃、父親に高い高いをして貰った思い出を作品に描こうと思ったという。そして、先生は「いたずら書きから創作が始まる」と語った。
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角野先生は鎌倉に自宅兼仕事場を構え、散歩を日課とする。この様子は先生の日常に4年に渡って密着したドキュメンタリー映画に収められている。23年11月には江戸川区に「魔法の文学館」が完成。コリコの町を再現していて、1万冊にのぼる絵本や児童書が置かれている。先生がお気に入りの作品は「ティファニーで朝食を」で、映画ではオードリー・ヘップバーンが主演を務めた。戦時下で思想統制、不自由さを経験した先生は”現在進行系”を重視している。「小さなおばけ」は79年から40年以上も続き、累計発行部数は430万部。
「魔女の宅急便」でジジととんぼは恋人同士になり、22歳で結婚。2人の子を授かり、姉のニニは魔女、弟のトトは物静か。2人がそれぞれ出立し、物語は終わりを迎える。現在、先生の自伝的小説「イコトラベリング 1948-」が発売中。
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- イコトラベリング 1948-魔女の宅急便
歯科検診などで使うデンタルミラーを製造する千葉県柏市の岡本硝子は、世界シェアの72%を占める。特殊コーティングで口元が熱くならないなどの工夫が。車や飛行機に使う特殊ゴムを製造する埼玉県上尾市のフコクは世界シェアの40%を占める。耐久力が従来品より2話位高いんだそう。植物の種など販売するサカタのタネでは、ブロッコリーやヒマワリの種で世界シェア1位。創業者・坂田武雄は安価で育てやすい「プリンスメロン」など開発してメロンの普及に貢献した実績。
紙おむつなどに使われる高吸水性ポリマー。世界シェアの4分の1を占めてNo.1。開発したのは日本触媒。元の重さの100~1000倍の水を吸い取る。保水力も抜群。広島・熊野町の伝統工芸品「熊野筆」の技術を継承する白鳳堂が開発した化粧筆は、高級化粧筆の分野で世界シェア1位に。一般的なブラシよりも毛先が細やか。すべて手作業で作られる。1938年創業の古野電気が開発した「魚群探知機」は、戦後の食糧難を解消しようと生み出されたもの。実用化は世界初。今も世界シェア1位。
魚群探知機を世界で初めて開発した古野電気。日本最大の戦艦「大和」の捜索にも協力し、古野電気のソナーが活躍。その発見は当時の大ニュースに。卓球用品販売店「タマス」は、ラバーとブレード共に世界シェアNo.1。同社には、選手が用具を相談できる「選手サポート課」が存在。些細な修正にも応じるんだそう。横浜のAlphaThetaが製造するDJ台も世界シェアNo.1。1994年発売の「CDJ」に始まり、世界シェアの7割にまで。
高知の伝統工芸品「典具帖紙」は、明治時代から生産が始まった世界一薄い和紙。製造する「ひだか和紙」には、古文書など文化財の保全に使いたいとの連絡が多数。ルーブル美術館や大英博物館、メトロポリタン美術館などからも依頼が。
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