ニュースウオッチ9 (ニュース)
今月以降エルニーニョ現象が高い確率で発生し、熱波や豪雨などの異常気象が悪化する可能性があると発表された。グテーレス事務総長は「温暖化という火に油を注ぐことになる」と述べ警戒感をあらわにした。日本近海でも海面水温が上がっている。沖縄や台湾に生息していたサンゴは、これまで館山沖が生息域の北限とされていたが、去年7月に横須賀沖で初めて確認された。立教大学の大久保教授は、サンゴが増えると魚種も変わるので1次産業が影響を受けると指摘した。福井・小浜市では、例年にはみられないこの時期に他の魚にまじってクロマグロが獲れている。クロマグロは従来東シナ海で多く産卵していたが、温暖化の影響で日本海に北上して産卵するクロマグロが増えた。広島の田島漁港では、アイゴの水揚げが年々増加している。アイゴは海水温が高いと動きが活発になり群れで海藻を食い荒らすため、イカの漁獲量が減るなどの影響が出ている。小浜市ではマサバを養殖していたが、3年前にいけす全体の9割近くが死んだ。海水温の上昇が原因とみられている。県は暑さに強くなるよう品種改良し、先月試験的に養殖されたマサバの味を確かめる試験が行われた。暑さに強いゴマサバと市場価値が高いマサバをかけ合わせ、暑さに強く味も良いサバを作るプロジェクトも始動した。気象庁は、この先1か月も日本近海の海面水温が広い範囲で高い傾向が続く見込みとしている。
