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昨日午前7時頃の京葉線・蘇我駅。通勤時間帯に見られた階段ダッシュ。いつも以上に忙しない朝になったのは理由があった。東京都心と千葉市を結ぶ「JR京葉線」。3日前のダイヤ改正で朝・夕方以降の時間帯で通勤快速と快速が廃止され、各駅停車に変更されることになった。蘇我駅と東京駅を結ぶ京葉線。これまでのダイヤでは、途中の停車駅が通勤快速では新木場と八丁堀の2駅、快速では南船橋や舞浜など9駅だったが、これが新ダイヤでは早朝に運行する2本の快速を除き、すべて各駅停車となった。東京-蘇我の場合、通勤快速から各駅停車の変更で停車駅が14駅も増加。所要時間は朝だと最大15分前後、夕方だと最大20分前後長くなてしまう。ダイヤ改正で生活はどう変わったのか?カップルに聞くと、京葉線で東京方面に通勤する彼女はこれまでより30分以上早く朝6時に起きたが、髪の毛をセットするなど出勤前の色々な支度があるため、朝食をゆっくり食べる時間も削られ、蘇我に住んでる意味がなくなったと話す。千葉市の不動産業者が懸念していたのが、京葉線の地価の下落。今まで通勤快速が蘇我駅の売りだった分、それがなくなったことによって選択肢から外す客も出てくるのではと推測している。また、別の不動産会社の広告には「東京駅直通47分」という宣伝文句も。しかし、ダイヤ改正後、通勤ラッシュ時だと約1時間に。所要時間が15分ほど増えてしまう。なぜ今回ダイヤ改正が行われたのか?JR東日本によると、理由の1つは「混雑のかtらよりをなくす」ためとしている。現在、京葉線の各駅停車の乗車率は約120%、それに対し、通勤快速では70%ほどの乗車率のため、通勤快速をなくし、各駅停車を増やすことで、混雑を解消したいとしている。しかし、このダイヤ改正に千葉県知事は強く反発。さらに千葉市の神谷市長も経済への影響に懸念。快速停車駅周辺の都市開発や海浜幕張駅停車の快速減が弊害だとしている。JR東日本は来年のダイヤ改正を待たず、何ができるか検討したいとしている。