“ブレない心”で金を射ぬけ〜アーチェリー・古川高晴〜

2024年11月5日放送 1:23 - 2:04 NHK総合
スポーツ×ヒューマン (スポーツ×ヒューマン)

古川高晴は近畿大学で大学職員として働きながら競技生活をしている。古川高晴が拠点としているのは近畿大学の生駒総合グラウンド洋弓場だ。古川高晴はアーチェリー部の顧問でもあるので、学生に混じって練習をしているという。古川高晴は学生が帰った後も一人で残って技を磨いているという。古川高晴はアテネ五輪、北京五輪、ロンドン五輪、東京五輪と出場しており、ロンドン五輪と東京五輪ではメダルを獲得している。
古川高晴は世界の頂点に立つために、フォームを一から見直したという。以前のフォームは小手先部分でやっていたが、体の中心部分から弓を引く必要があると感じたからだという。フォームを変えることを提案したのはコーチのキム・チョンテだという。そうした中でパリ五輪に向けて日本代表の強化合宿が行われた。そこで古川高晴らの練習の様子が伝えられた。
古川高晴の青森の実家を訪ねた。子供の頃は人見知りで、引っ込み思案で両親は不安を感じていたという。そんな古川高晴が変わったのは高校に入ってアーチェリーをやるようになってからだという。並外れた練習量で、競技を始めて1年で高校の日本記録をマークし、3年の頃には国体で優勝したという。
5月下旬。パリ五輪の前哨戦になる国際大会に古川高晴は参加した。古川高晴はこの大会で新しいフォームで参加した。大会にはコーチのキム・チョンテさんも来てくれた。ただ予選は129人中58位という成績で、トーナメント戦では一回戦で負けてしまった。次の勝負は団体戦ということで後輩を率いていくことが求められる。初戦はカザフスタンと対戦し、日本が勝利した。準々決勝では韓国と対戦し負けたが、強豪に最後まで食い下がったという。
決勝戦の日。古川高晴は賑わう会場の隣で自分のやるべきことに淡々と臨んでいた。古川高晴は「前よりも確実に成長してきている」と語った。その後、6月に行われた国際大会で古川高晴は混合団体の種目で優勝したという。古川高晴は前に進むための努力を疑ったことはないと伝えた。


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