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小江戸川越春まつりでは、江戸時代の火消しの技を受け継いだはしご乗りが披露される。はしご乗り1年目の水村さんがこれまで披露した技は基本技の3種類。今回の祭りでは、はしごに右膝と足裏だけを引っ掛けて逆さになり体のバランスをとる膝溜めという技に挑戦した。鉤持ちと呼ばれる先輩たちが水村さんのはしごを支える。川越で5代続くとび職の跡継ぎで、父・眞吉さんは職人たちの心意気を大切に受け継いできた。水村さんはその思いが重荷になってはしご乗りをするつもりはなかった。大学卒業後はテーマパークで働いたが、新型コロナで仕事が減って家業に入ることを決めた。仲間のはしご乗りの練習を見て、やれずにいるのが悔しいととび職の組合に「はしご乗りになりたい」と直談判した。本番で水村さんは膝溜めを成功させ、最後は仲間との連携技を決めた。
