大下容子ワイド!スクランブル (ニュース)
きのうから追加契約が始まった2021年産の古古古米について、農林水産省はきのう午後5時時点で98社、合わせて4万2000tの申し込みがあったと発表した。ただし、全ての事業者が簡単に参加できるわけではない。備蓄米購入には条件があり、中小スーパーの場合はコメの取扱量が年間1000t以上と設定されている。静岡県内で5店舗を展開する中規模スーパー「ヒバリヤ」は、前回の随意契約ではこの条件による申請を断念していた。ヒバリヤ・岸山和弘社長は「地方の中小ローカルスーパーにはハードルが少し高かった」と話した。今回は同業者との共同購入を決断した。他のスーパーと組むことで条件を満たせば共同購入できるため、今回は申請に踏み切る予定。一方、備蓄米放出とともにコメ値下がりの波が徐々に広がりをみせている。神奈川県内の一部スーパーでは銘柄米の割引が実施されていた。さらにコンビニ大手のファミリーマートではプライベートブランドの銘柄米を今月10日~30日まで300円値引きしている。9日に政府が発表したスーパーでのコメの平均価格は5kgあたり4223円と前週より37円の値下がり。去年11月以来、約半年ぶりに2週連続の値下がりとなった。備蓄米の放出の仕方について問われた小泉進次郎農水大臣は「私たちとしてはジャブジャブにしていかなきゃいけないんだと。そうじゃなかったら価格が下がらない」と述べた。備蓄米放出で変化の兆しが見え始めたコメの価格はどこまで下がるのか。