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きょうの国会は高市総理の謝罪から始まった。朝一番から追及を受けたのは、いわゆる“裏金事件”で不記載のあった議員の起用について。槍玉に上がったのは高市総理が官房副長官に起用した佐藤啓議員。問題発覚後まだ選挙を経ていないとして野党は問題視している。高市総理は「本人は深く反省し、国民に説明してきた」とし、続投させる意向を示した。昼休みの後、議論の舞台は衆議院へ。質問に立ったのは国民民主党・玉木代表。増税の可能性について追及したが、高市総理は明言を避けた。年内解散総選挙の可能性についての質問には「今は解散について考えている余裕はない」と答えた。そして、政治とカネの問題をめぐり26年続いた協力関係を解消した公明党・斉藤代表も質問に立った。収支報告書への不記載に関し、新たな事実が明らかになっており、さらなる説明が必要とした。高市総理は聞き取り調査や会見などで説明責任は尽くしてきたとしながらも「お詫び申し上げる」と陳謝した。そして、企業・団体献金の廃止をめぐっては「企業団体の政治活動の自由に関わるものであることから必要性や相当性について慎重に議論する必要があると考える。私の任期中に結論を得るとの合意を行い、国民に信頼される政治資金のあり方について検討していくこととした」などと述べた。代表質問はあすも参議院で行われる予定だ。
