“新しい地魚”をつくる! ギンザケの危機を救えるか?

2026年6月19日放送 22:05 - 22:15 テレビ東京
ガイアの夜明け ガイアの夜明け

京都大学でここ数年、梅川さんは企業を目指す母校の後輩たちに向けて講義を依頼されていた。品種改良について語っていたがこれを水産業で目指すのがリージョナルフィッシュ。梅川さんは2014年に設立した会社で、品種改良した稚魚の販売を軌道に乗せようとしている。現在従業員210人、国内10拠点がある。リージョナルフィッシュは地魚のことで地域の魚を守り新たな名産を生み出したいという願いから名付けられた。会社の強みは、最先端の解析技術を用いた品種改良。生後14か月ギンザケに1匹1匹タグを入れていき、個体番号が表示されように。尾びれを採取していたが、ここに新たな地魚を生み出すヒントがある。採取した尾びれは抽出装置にかけて、DNAを採取していた。抽出したDNAをこの装置にかけると、全ての遺伝子情報、ゲノムを解析できる。ゲノムとは生体の体や機能を司る全ての遺伝子情報のこと。そのゲノムを解析することで1匹1匹を見極め掛け合わせることができるが、格段に早く品種改良ができるようになった。
京都市内の施設にあるリージョナルフィッシュのラボ。現在取り組んでいるのは高い海水温に強い高水温耐性ギンザケ。一刻も早く実用化が求められている。開発を任されているのは服部ヒカルド修平さん。ブラジルの大学で鮭鱒類を研究していた。梅川さんが期待を寄せる逸材。この日やってきたのは京都府内にある、鮭養殖の研究施設。ゲノム解析で選び抜いたギンザケが養殖されている。ここで育てられているギンザケは、通常よりも2度から3度ほど高い水温にも耐えることができ、それを親にして稚魚を生産する。リージョナルフィッシュの本社オフィス。この日梅川さんと服部さんは高い水温に耐えられるギンザケの今後の開発方針について話し合っていたが、初めての海での養殖を考えていた。宮城県・女川町でこの日、品種改良をしたギンザケを水揚げする。リージョナルフィッシュは、宮城漁協の協力を得て沖合300mに生け簀を作り実証実験を続けてきた。ここで800匹のギンザケを養殖している。水揚げするのは200匹で、冬の冷たい海での半年間の生育状況を確認する。このプロジェクトが軌道にのれば、宮城県が誇る地魚のギンザケが抱える問題を解決できる。


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