ガイアの夜明け ガイアの夜明け
温暖化に対応できるギンザケを待ちわびる人々がいる。セブン-イレブン・ジャパンの商品開発部の担当者が視察にやってきたが、地球環境の変化は、コンビニの食材調達にも不安を与えていた。セブン-イレブン・ジャパンはリージョナルフィッシュに出資しているが、将来の魚の安定調達を見据えてのこと。さらに名だたる大企業も続々と出資し、NTTグループと合弁で巨大な陸上養殖施設を建設中。27年3月には稼働予定だという。東京・中央区の調味料大手のミツカンも出資企業の一つ。水あげから4日後に、女川町で養殖したギンザケが持ち込まれた。梅川さんが訪ねたのは経営幹部の吉永智征さん。用意したのは刺身と焼き鮭。その味は評判だったが、安定供給だけでなく、付加価値までつけることができる技術に期待を寄せている。
梅川さんは京都大学経営学を学んだあとに投資機関に務めた。多くの日本企業の経営に関わる中で、水産業に可能性を見出したという。困っている課題には海水温が上昇し、養殖の名産品が育てられないとギンザケなどを安定生産ができるようにもっていきたいと短いスパンの中で考えているという。そのために農産や畜産で起こったような品種改良を魚の世界にも広げていきたいという。
