“最後の夏” 全国大会への挑戦

2025年10月20日放送 16:22 - 16:33 日本テレビ
news every. (特集)

東京・国立市にあるNHK学園高等学校を訪問。普通の授業のように見えるが実は月一度の登校日。こちらの学校は自宅学習中心の通信制高校。1人の生徒に出会った。3年生のオモルイ・ディバインデスティニーさん。通信制高校に通う理由は様々だが、彼は家庭の事情で全日制ではなく通信制を選んだ。生徒数は全国に約3000人。自宅学習・投稿日の出席・定期試験もあり単位修得し卒業しれば高卒の資格が得られる。彼がこの学校を選んだもうひとつの理由。それは部活動。ここは部活動も盛んで33の部がある。中でも陸上部は全国大会優勝の実績がある。オモルイさんは短距離走の選手。400m走では去年の全国大会で2位という実力。長い足腰を生かした加速力が武器。父はナイジェリア人で母が日本人。子供の頃のかけっこ教室がきっかけで陸上の道へ。この学校を選んだのも陸上の実績あればこそ。部の練習は週2回。いまは部長。
ここに自分の居場所を見付けた生徒も。3年生の青木幸香さん。いつも笑顔を絶やさないムードメーカー。中学ではバレー部だったが、周囲との関係に悩み部活動に参加できなくなり、やがて不登校になった。高校に進んでも続かず、自分の居場所を見つけられない日々、そんなときにこの学校に出会った。青木さんは100m走の選手。青木さんは努力家。陸上部の目標は毎年8月に開催される「全国高等学校 定時制通信制 陸上競技大会」。
東京都代表選手選考会当日が来た。ここで勝ち抜けば東京代表になり、全国大会へ出場できる。NHK学園からは9人が出場。青木さんは100mに出場。他を寄せ付けない走りで東京代表入り。続いて部長のオモルイさんの出番。400mハードルでは圧巻の走りで大会新記録。さらに400mでも大会新記録。記録更新は50年ぶりの快挙。3年生の2人にはこれが最後の全国大会。大会まであと2週間、追い込みの練習に入っていた。この夏が全て、ひたすら走り込んだ。オモルイさんは「3年の青春をすごした場所。良い結果で笑って終わりたい」などコメント。青木さんは「落ち込んだときもあったけど、そのときがあったから今ここにいると思うのでやるしかない」などコメント。
全国大会当日。全国42都道府県から859人が出場。定時制・通信制の日本一を決める戦い。競技が開始。ところが、その時スタンドには松葉杖をついたオモルイさんの姿が。前日の練習で全治3か月のけがをしてしまったという。無念のリタイアとなった。ここまで頑張ったのに、こらえきれない思いがある。だが、みんなのためにできることをやろうと決めた。オモルイさん先頭に立って仲間を応援。青木さんはその思いを受けた。100m決勝。結果は優勝。見事夢を果たした。そして、オモルイさんの下へ行き感謝の言葉を伝えた。オモルイさんは「最後に作れた雰囲気っていうのは青春というか、全日制の高校に行ってもできない経験。将来生かせたら」などコメント。


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