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カナダで開催中のG7の会議に出席している加藤財務大臣は、アメリカのベッセント財務長官と個別に会談。会談は約30分間行われ、加藤大臣はアメリカの関税措置について、極めて遺憾で一連の措置を見直すよう改めて伝えたという。そのうえで、為替相場は市場で決定されるべきとする原則を双方で再確認したという。一方、為替の水準に関しては議論は行われなかったとしている。G7財務相・中央銀行総裁会議の初日の議論で、加藤大臣はアメリカの関税措置に関連して、貿易収支の不均衡は関税措置ではなく各国が内需拡大・財政赤字の削減などで対処する必要があると述べ、各国からはアメリカの政策の不確実性が世界経済や金融市場に与える影響を懸念する意見が相次いだという。会議は明日、共同声明で自由貿易の推進についてどの程度一致したメッセージを示せるかが焦点となる。