モーサテ きょうのマーケット
きょうの為替について諸我さんが解説。ドル円・予想レンジを142.50円~144.50円、注目ポイント、関税発表以降のマーケット。アメリカのトランプ大統領が4月2日に各国に対する相互関税を発表してからのマーケットについて、S&P500は直後安値をつけるも関税の延期や米中の関税大幅引き下げもあり4月2日よりも高い水準に回復。ただドルインデックスは3分の1程度の回復にとどまり30年金利は高い金利に張り付いたままとなっている。この状況の背景には、為替市場と債券市場でアメリカを避ける動きがあるためと考えられる。アメリカの金利が上昇してもドルの買い戻しは限定的でとくに長期金利と為替の相関は弱まっていると考えられる。これらを踏まえたドル円相場の今後の見通しは、アメリカの長期金利とドル円の相関は弱い状況が続きそうだが、短期金利との相関は徐々に戻るとみている。