“男社会”“マッチョの国”で…メキシコ初の女性大統領

2024年6月9日放送 8:35 - 8:41 TBS
サンデーモーニング (一週間のニュース)

6月2日日曜日。この日、大統領選挙の投開票が行われたメキシコ。初の女性大統領が誕生。麻薬組織などによる凶悪犯罪が後を絶たず、世界の中でも特に男性優位主義の考え方が根強く残るメキシコ。両親とも科学者の家庭に生まれたシェインバウム氏。名門メキシコ国立自治大学でエネルギー工学の博士号を取得した初の女性で国連の気候変動に関する政府間パネル=IPCCに専門家として参加した際、ノーベル平和賞を受賞したこともある。そもそもメキシコは根強い男性優位主義社会だったが、転換点となったのが2002年のクオータ制の導入。このクオータというのは割り当てという意味があって選挙の際、候補者に一定の女性枠を設けることによってジェンダー格差を解消しようという仕組み。メキシコでは女性議員が全体の30%以上になるよう義務づけた。その後も政党の候補者を男女同数にすることを義務づけ、今では議会の半数以上が女性議員となっている。このメキシコのクオータ制は義務化されていて非常に厳格なのだが、そこまで極端ではなくても広い意味でのクオータ制は今や130以上の国と地域で導入されていて、このクオータ制の後押しもあり多くの女性リーダーが誕生してきた。ドイツのメルケル首相やニュージーランドのアーダーン首相、スウェーデンのアンデション首相、台湾の蔡英文総統など。また今月1日にアイスランドでは大統領選があって、実業家のトーマスドッティルが勝利。


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