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北海道新得町のヒグマの飼育施設では、暖冬の影響からか、室温が下がらず、クマが冬眠しにくい状況が続いていた。暖冬だった2019年、ヒグマを保護しているウクライナの国立自然公園では、32頭中3頭だけがしっかり冬眠できたという。アメリカでは、冬の最低気温が1度上昇するごとに、クマの冬眠期間が6日間短縮されるとの論文も発表されている。十分に冬眠できないと、春の段階でがりがりになるという。新得町のベア・マウンテンでは、クマが冬眠しやすい室温を保つため、扇風機で冷たい外気を送り込むなど、対策を行っている。