首都圏ネットワーク (ニュース)
性的マイノリティーが働きやすい職場作りを推進する団体、workwithPrideは企業などを対象に啓発や社内制度改革などの取り組みを評価して年に一度表彰している。きょう、この団体が都内で開いたイベントでは新たにスポーツ分野でも表彰を行うため指標を作ることが発表された。イベントではトークセッションが行われサッカーチームの社長や元アスリートなどが取り組みのノウハウを持つ企業などと連携して策定を進めていくとしてスポーツ組織や企業に協力を呼びかけた。ソウルオリンピック柔道の銅メダリストで筑波大学教授の山口香はスポーツ界の常識は社会とは少しずれている部分もあって業界がもっと開かれていく必要がある。一方で発信力があるところがスポーツの力でもあると述べたうえで「アスリートたちが体現していく形で見せていくのがいい循環になる」とも話していた。団体は今後、実行委員会を立ち上げ協力する組織や企業を募るとともにスポーツ分野の指標を策定することにしている。