サタデーステーション (ニュース)
東京都知事選挙。蓮舫参議院議員はきのう小池百合子知事と同じ時間に会見をぶつけ対決姿勢を鮮明に。蓮舫議員が千代田区で会見、「私が問いたいのは再開発のあり方。緑を切るような開発が本当に必要なのか」と語った。反対の声が相次ぐ神宮外苑の再開発などを争点に挙げた。注目したのは首都東京の現状と課題、都民はどう感じているのか。高い物価、東京一極集中の問題。中でも喫緊の課題を抱える現場がある。杉並区の保育園・Picoナーサリ久我山。保護者に話を聞いた。都は保育無償化、待機児童の解消、高校授業料の無償化、不妊治療への助成など子育て、少子化の分野で複数の対策を取ってきた。今月初めに発表された東京都の合計特殊出生率は全国で最低の0.99で初めて1を割り込んだ。保育園の増加と同時に保育士を増やすことも急務。
東京都知事選挙。介護の現場でも人材不足が深刻。文京区の杜の癒しハウス文京関口。介護福祉士・大井一人さん。多い時で10人の入居者を1人でみることも。この施設では今月だけで2人が退職。離職者も多い介護の現場。人材不足の支援策として都は介護機器購入への助成金や借り上げ住宅に対する家賃の補助など従事者の環境改善に取り組んでいる。争点になる公約について法政大学大学院教授・白鳥浩が「小池さんのところで目立っていたのは子育て対策、少子化対策を国より先にやる。蓮舫さんは行政の無駄を削減、それを訴えるのが強みになっていく」とコメント。告示まであと5日。小池氏・蓮舫氏は来週、公約を発表する予定。そのほか、前安芸高田市長・石丸伸二氏や元航空幕僚長の田母神俊雄氏ら52人が出馬を表明している。