首都圏ネットワーク (ニュース)
成田空港で行われた今回の訓練は防災教育が専門の慶應義塾大学の大木聖子准教授が監修した。大木准教授はスタッフどうしが声をかけ合って連携できていたとした一方で今後はさらに情報共有の在り方などを改善できればいいと思うと指摘していた。訓練を取材していてもスタッフがある1か所の対応に集中してしまって手薄になっていた場所も見受けられた。NHKでは去年、成田空港大地震これだけはというものを制作。成田空港で大地震が起きたときにどのように行動すればいいのかイラストとともに解説している。成田空港のターミナルは震度6強の揺れでも倒壊しないよう設計されている。揺れが収まったあとは落ち着いて待機することが大事になる。その後は訓練でもあったように建物の外に避難するという。空港のスタッフの誘導に従ってターミナル前の駐車場や滑走路の脇のエプロンというエリアに移動して避難していくことになる。パンフレットは英語、中国語、韓国語のものも作成した。空港には訓練で見えた課題を生かして対応力を高めてもらいたい。