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先月、イスラエルとイランの攻撃の応酬などで中東情勢は一気に緊迫化。その時に投資家はどう動いていたのか。有事に買われる金融商品といえば金だが、大手貴金属会社に先月の様子を聞いたら金の価格は小休止だったという。イスラエルがイランを攻撃したあとの6月16日には過去最高値を記録。だが全体としては下落する場面が目立った。金以上に活発に取引されていたのがプラチナ。プラチナは自動車の製造過程でよく使われることから、景気に敏感な貴金属と言われている。なので、過去に中東情勢が緊迫化したときには金とは違って価格が下落する場面が多かったが、今回は上昇する場面が多かった。専門家によると、金とプラチナの価格差がポイントだという。金は歴史的な高騰が続き、金より割安な資産としてプラチナの需要が高まったのではないかという指摘があった。為替市場で有事の買いの代表格と言われてきたのが日本通貨の円。しかし今回は有事の円買いは見られなかった。円ドル・円ユーロがどちらも円安になっている。日本が貿易赤字が続いていることが背景にあるのではという指摘がある。専門家によると、原油高騰が続けば日本の貿易赤字が膨らむとうい見方から円を売る動きがでたという。