- 出演者
- 伊藤海彦 久保井朝美 瀬戸光 斎藤希実子
東京・文京区から中継。東京都心は今年初の猛暑日となった。今回は「東京都水道歴史館」を紹介。東京に水道ができたのは江戸時代で、江戸中期には神田上水と玉川上水の2つが整備された。江戸時代の水道管は木製の「木樋」で、木樋から送られてきた水を井戸から汲んでいたとのこと。当時はポンプがないため取水地との高低差を利用して水を送っていたという。江戸の街全体の水路は8か月で完成したといい、当時の江戸は人口急増に伴って深刻な水不足が問題となっていたという。東京都水道歴史館ではこうした歴史を学べる他、東京都指定のクーリングシェルターとしても注目されている。
バングラデシュ出身のチョウドリさんはこの道25年のそば職人。神奈川・逗子市にあるお店はいつも地元の常連客で賑わっている。チョウドリさんは留学生として32年前に来日。日本文化を学ぶ授業の一環で初めてそばを食べ、その味わいに感動したという。来日して2年後にそば職人になると決意。修行したいといくつもの店を回ったが「外国人だから」と断られ続けたという。そんなチョウドリさんの熱意に打たれたのが小田原の製粉会社の社長・久津間裕行さん。そばの挽き方から打ち方まで1年間かけて教えたという。チョウドリさんは決意から5年後に自らの店をオープン。当初は偏見を感じることもあったというが、味でその逆境を跳ね返してきた。こだわっているのは鮮度で、そば粉は毎朝石臼で挽いている。茹で時間はわずか30秒で、賞味期限は5分とのこと。チョウドリさんは自分の味を弟子のハビブさんに継承しようとしている。チョウドリさんは「苦労した思いがあったけど本当にその後楽しんでいる。これからも地域の皆さんに美味しいものを食べさせたい」などと話した。
斎藤アナは「地域のみなさんの嬉しそうな表情も印象的」などとコメント。
先月、イスラエルとイランの攻撃の応酬などで中東情勢は一気に緊迫化。その時に投資家はどう動いていたのか。有事に買われる金融商品といえば金だが、大手貴金属会社に先月の様子を聞いたら金の価格は小休止だったという。イスラエルがイランを攻撃したあとの6月16日には過去最高値を記録。だが全体としては下落する場面が目立った。金以上に活発に取引されていたのがプラチナ。プラチナは自動車の製造過程でよく使われることから、景気に敏感な貴金属と言われている。なので、過去に中東情勢が緊迫化したときには金とは違って価格が下落する場面が多かったが、今回は上昇する場面が多かった。専門家によると、金とプラチナの価格差がポイントだという。金は歴史的な高騰が続き、金より割安な資産としてプラチナの需要が高まったのではないかという指摘があった。為替市場で有事の買いの代表格と言われてきたのが日本通貨の円。しかし今回は有事の円買いは見られなかった。円ドル・円ユーロがどちらも円安になっている。日本が貿易赤字が続いていることが背景にあるのではという指摘がある。専門家によると、原油高騰が続けば日本の貿易赤字が膨らむとうい見方から円を売る動きがでたという。
高齢者の詐欺被害をめぐっては、専門家はこれを防ぐための手引き「60歳からのチーム作り」を作成している。あなたの代わりにスマートフォンなどの契約・解約ができる人がいるかと問う様子が見られる。加齢で認知機能が低下した人がターゲットにされる詐欺事件も多く、去年には都内の不動産販売会社の社員らが認知症の女性から5000万円を詐取する事件で有罪判決も下されている。NHKによると60人以上が問題の会社から詐欺被害を受けたという。問題の会社はマンションの区分所有で家賃収入を得られると投資を持ちかけたといい、被害者は加害者について気さくな雰囲気で何回も話をするのでやる気になってしまったと振り返った。家賃収入として3800円が3か月間振り込まれたがその後担当者と連絡が取れなくなったといい、関係者が逮捕されたのを見て初めて被害に気づいたという。警察が押収した会社のマニュアルには「ご無沙汰しております」架空の話をするものの、認知機能が低下した高齢者は衰えを悟られたくないとの心理から「覚えている」と話しかけ、騙しやすい状態と見極めると投資話を持ちかけると見られる。男性は息子とは会話はするものの資産の話はほとんどできなかったといい、みんなで話しておけばよかったと振り返った。一方で子どもが気づいたことで業者に民事訴訟を行いある程度を取り戻したケースもあるという。しかし、ほとんどのケースは被害者が家族に話せないことや、家族が通帳を見て初めて被害に気づくというケースが多いという。対策として子供や家族がいない場合は弁護士などに頼むことも考えられるという。チーム作りは自分に起こりそうな問題を洗い出し、依頼したいことを整理し、お願いできるような関係性を強化したうえで具体的に依頼しチームを作ることが求められるという。金融機関・クレジットカード・不動産の情報を書き込むためのシートもある。60歳を過ぎたら注意が必要という。専門家によると80代の4割以上のが認知症などになる可能性があるといい、認知機能が低下したことに本人が気付けないと本人が拒否してしまうことから事前に相談を行うことも重要となる。成年後見制度は障害のある人や認知症の人などが判断能力が不十分になったあとに使うものだが、60歳からのチーム作りという物の中では判断能力が不十分になる前から対策を取ることを呼びかけている。チームと決めた人意外には絶対に見せないことが望ましくなっている。慶應義塾大学・山田篤裕教授は家族の状況によってチームの内容も異なるが、子供がいない人も家族では埋められない部分を他のサービスを使いながら埋めていくことが大切で、自分の意思に沿ってお金が認知機能が低下した後も使われるようにすべきとしている。解説者の倉岡洋平さんは自宅に伺っての取材の際には追い返されることが多いものの、話を聞くことができた高齢者からは話し相手がいなくて寂しさが募っている事例が多かったと振り返り、普段から信頼できる人とのチーム作りは大切になるとしている。
栃木・益子町から中継を伝えた。益子名物の「ビルマ汁」の由来を探る。ビルマ汁とは、夏野菜のカレー風味のスープで、飯塚さんという方が、戦争でビルマ(現ミャンマー)に行った際に食べ、日本に持ち帰った料理だという。近くの蕎麦屋で、瀬戸さんが「ビルマ汁」を食べた。
美術界では、フィンセント・ファン・ゴッホの本物の絵が見つかったというニュースが相次いでいる。一方、偽物と判定されるケースも続出している。ゴッホの出身地のオランダには、ゴッホの研究機関があり、様々なジャンルの専門家が作品の真贋鑑定を行なっている。フランス・パリのオルセー美術館では、ゴッホが実際に使ったパレットが残されており、このパレットから検出した顔料データを照らし合わせ、ゴッホの自画像は本物と認められたという。また、現在大阪にて、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が開催中。
昨日の「大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、米の不作問題について取り上げていた。また、松前道廣を演じるえなりかずきさんの演技が話題となった。えなりさんは、今作が大河ドラマ初出演だという。眞下さんは「本当に怖かったです。ありがた山なんて言ってる場合じゃなかった」などと話した。
えなりかずきさんにインタビュー。部下の妻に火縄銃を向けるシーンは、楽しそうなサイコパスをイメージして演じたという。えなりさんは「松前道廣は、多感な時期に自分で決断をしていく中で、鬱屈した想いがあったと思うので、僕は可哀想な人だと思います。それで、遊びがおかしくなっちゃったのかな。奮闘した方向がおかしかった」などと話した。
えなりかずきさんは、子役時代からNHKの大河ドラマに出演したいと考えており、今回の作品でその夢が叶ったという。また、伊藤淳史さんとは33年ぶりの共演だという。えなりさんの北海道・松前での写真を紹介した。伊藤さんは「えなりさんの帽子、ニューヨーク・ヤンキースなんですね」などとコメントした。
視聴者からのおたよりとして「約60年前のお盆、祖母のスイカ畑でスイカを落としてしまい割れたので、その場で食べました。ぬるいスイカは美味しいはずがないのに、何年経っても楽しい思い出です」、「スイカの皮の味噌汁が出ると夏を感じます」などを紹介した。斎藤さんは「スイカを割っちゃったエピソード、たくさん来ました」などと話した。