列島ニュース 列島ぶらり旅
翼和希さんと行く夏の能登ぶらり旅の2日目。高瀬アナと翼さんは輪島朝市の跡地へ。輪島朝市は日本三大朝市の1つ。しかし去年1月の地震で火災が発生し多くを焼失した。現在は近くのショッピングモールに場所を借りて営業している。以前の3分の1の店舗が再開しているとのこと。今力を入れているのが”攻める輪島朝市”。能登に来る観光客を待つだけでなく、全国各地に出向いて販売している。「珠洲焼の店 てんだ」の田中宏明さんは「まずは元の朝市、にぎやかな輪島を取り戻す」などと話した。
次に2人は輪島市門前町の山合へ。訪ねたのは岡山繁さん・久子さん夫妻。高瀬アナが地震直後の去年1月に取材で出会ったという。岡山さんの自宅は地震で全壊したが牛を飼育していたため避難所には行かず、小さな蔵で暮らしていた。その後2頭の牛を出荷し、今は新たな牛を育てるためにオリーブの栽培を行っている。岡山さんいわくオリーブを牛に与えると肉の甘みが全然違うという。来月には子牛を仕入れる予定とのこと。
続いては門前町の中心部へ。出会ったのは祭りの太鼓の練習に励む子どもたち。メンバーの中には東京から移住してその半年後に被災した子どももいた。子どもたちは門前が好きという思いから門前に残ることを決意。その理由の1つに地震で隆起した海岸から眺める夕日があり、この景色を見ると自然と頑張る気持ちになるという。
旅の最後は「能登九十九湾 百楽荘」で能登の地のものを使った料理を堪能した。翼さんは旅を振り返って「逆にこっちが元気をもらった」などと話した。高瀬アナは「これからは観光で能登を盛り上げていこうという気持ちを強く感じた」などと話した。