ニュースウオッチ9 (ニュース)
去年日本被団協が受賞したノーベル平和賞、選考したノルウェー・ノーベル委員会のフリードネス委員長が今日本を訪問している。初めて広島・長崎の被爆地を訪問したフリードネス委員長、長年テロ事件の被害者支援など平和の構築の現場で尽力してきた。100年を超えるノーベル平和賞の歴史で、委員長が受賞者のもとを訪れたのは初めて。本人の強い思いから実現した。今回のインタビューでフリードネス委員長は、被爆80年に合わせて平和賞の授与を決めたことを明らかにした。広島・長崎では授賞式に登壇した被爆者たちと再開を果たした。39歳の若さで委員長に就任したフリードネス氏、核の問題に関心を持った原点には子どものころに被爆者や原爆の歴史について学んだ経験があるという。しかし、被団協にノーベル平和賞を授与した後も、世界では”核のタブー”を脅かす事態が続いている。先月にはアメリカやイスラエルがイラン国内の核施設を攻撃する事態も起きた。フリードネス委員長は、今人類は分岐点に立っていると訴える。日本でフリードネス委員長は若者たちとも交流し、あなた方がこの記憶を未来についないでいく、決して忘れることなく声を上げ続けましょうと呼びかけた。