ワールドビジネスサテライト (ニュース)
きょう東京証券取引所に上場したのが世界最大の半導体受託製造メーカー「TSMC」などに投資できる金融商品。日本と台湾が経済的な結びつきを強める中、背景には何があるのか。午後2時すぎ東京証券取引所で行われたのは台湾株のみを扱う「ETF」の上場セレモニー。野村アセットマネジメントが手掛けるこのETFは台湾のテクノロジー関連企業50社に投資する金融商品で、その中にはTSMCの株が約3割含まれる。きょう上場の野村アセットの商品と同時に台湾証券取引所でもTOPIXに連動したETFが上場した。台湾から日本への投資も増加しており去年は前の年の倍の増資となっている。経済的な結びつきの裏には中国が台湾に武力侵攻する“台湾有事”への懸念があり、親日のことから東京に資金が流れてきていた。
