THE TIME, 関心調査
関心度ランキングの注目は6位:「基礎年金底上げ」自公立3党で正式合意。60歳以上の男性、女性で関心が高くなった。きのう、年金制度改革関連法案の修正案で、与党と立憲民主党で正式合意、この後3党で共同提出となる。石破総理は「非常に意義深いことであり嬉しいことである」、立憲民主党・野田代表は「先送りしないで手当てをするということが大事」などと話した。厚生労働省の財政検証より、65歳からの年金受給をモデルケースで検証した。夫が会社員、妻が専業主婦、2024年度平均手取りが37万円と想定した場合、計22.6万円の年金が支給される。2057年度平均手取りを41.8万円と想定したとしても年金は計21.1万円と下がってしまう。特に基礎年金が2024年度の13.4万円から10.7万円と、およそ3割目減りすると想定される。人口が減少すること、長生きして年金がもらえる人が増えることが影響する。そこで基礎年金の底上げが検討されている。厚生年金の積立金の一部で補填し、さらに国庫負担も増加させる。2029年に判断し、財政検証で基礎年金の低下が見込まれた場合に行う。安定した財源については今回明示されなかった。