首都圏ネットワーク (ニュース)
あさってから始まる国内最大級の見本市、東京おもちゃショーを前に新しい技術や機能などを競う日本おもちゃ大賞の授賞式がきょう行われた。ことしで16回目を迎えた日本おもちゃ大賞。9つに分かれる部門に対し46社427商品の応募があった。知育などに役立つおもちゃ、エデュケーショナル・トイ部門の大賞に選ばれたのは1台で100の体験活動ができる商品。月面調査や電車の運転などさまざまな職業を体験することができる。遊んだデータを蓄積して子どもが成長したことを知らせる機能も。大賞に選ばれた商品の中には定番のおもちゃが進化したものもある、大人をターゲットにしたキダルト部門で選ばれたのは人形のリカちゃん。昭和42年に発売されたリカちゃん人形は時代の変化を反映してきた。50年前は応接間1つだったリカちゃんハウス。超高級マンションが登場するようになった昭和63年には間取りが5LDKという豪華なタイプも作られた。そして、ことしのリカちゃんは、人形を撮影してSNSに投稿する大人が増えている中、肩や手首足首、ひざなどに関節をつけることでより自然なポーズができる形に進化した。またゲーム&パズル部門ではルービックキューブが大賞を受賞。通常の遊び方だけでなく大きさの異なる付属のパネルを取り付けることで動きに制限を加え、難易度を変えることができる商品が選ばれた。少子化が進む日本。その中でも国内のおもちゃ市場は拡大が続いていて昨年度の市場規模は前の年度より7%伸びて、過去最高の1兆193億円となった。日本玩具協会・藤井大祐さんは「夏休み商戦も昨年を上回る実績となっている」などと話した。国内最大級のおもちゃの見本市、東京おもちゃショーは東京ビッグサイトで31日と来月1日に一般公開が行われる。