首都圏ネットワーク (ニュース)
1998年に整備された横浜国際プールのメインアリーナは夏季はメインプールとして、冬季は床を張ってスポーツフロアとして利用し、水泳の日本選手権やパラ競泳の大会などが開かれてきた。横浜市はきょう老朽化を受けた再整備の計画案を市議会に示しそれによると夏場のメインプールの機能を廃止して1年中、体育館として利用できるフロア化を目指すという。メインプールの廃止を巡っては神奈川県の水泳連盟や日本パラ水泳連盟などが全国規模の大会の実施ができなくなるなどとして存続を求めているが横浜市はウォーミングアップ用の25メートルのプールを新たに整備したり、サブプールのバリアフリー化を進めたりするとしている。市はメインプールの廃止以降も県レベルの大会はサブプールで開けるとしているが昨年度、メインプールで開催した主な15の大会のうち全国レベルの3つについては実施できなくなる可能性があるという。市は4年後をめどに工事を始め2030年ごろの完成を目指す予定だ。