「湯の花トンネル列車銃撃」目の前で姉が… 「80年経ったとは」遺族女性の思い

2025年8月6日放送 4:15 - 4:19 TBS
TBS NEWS (ニュース)

東京・高尾山の麓で”慰霊の集い”が行われた。中央本線・湯の花トンネル。80年前の5日、この場所で列車がアメリカ軍戦闘機の銃撃にあい、死者52人以上という国内最大規模の被害が出た。当時13歳だった黒柳美恵子さんも目の前で姉を亡くした。数少ない家族写真、美恵子さんの隣に写っているのが姉・良子さん。太平洋戦争末期、アメリカ軍戦闘機などが日本本土で機銃掃射を繰り返し、民間人を乗せた列車まで容赦なく標的となった。1945年8月5日、美恵子さんは疎開のため姉妹2人で新宿駅を出発したが、列車は湯の花トンネル入口付近で銃撃に遭った。良子さんは頭を撃たれて死亡。17歳だった。銃撃後、上空を飛行していた戦闘機の映像が流れた。アメリカ軍の戦闘報告書には「本来標的だった飛行場などへの攻撃を取りやめ、たまたま見つけた列車を狙った」と記されていた。戦後、母・ますゑさんは「娘を亡くして生きているのが嫌だ」と漏らしたこともあったという。ますゑさんは58年後の8月5日、良子さんの命日に96歳で亡くなった。銃撃による被害について正確な記録は残されていないが、今年慰霊碑には新たに身元が判明した6人の名前が刻まれた。


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