DayDay. ナゼ?ナゼ?
亜希さんは「(百貨店に)行かなくなった。若い時は百貨店に行くためにオシャレをするというか、キラキラしすぎていて緊張する場所という感じだったのですごく感慨深い」、高橋さんは「小さい時は母親が毎週高島屋に行っていましたよね。時々ついて行ったら屋上にある乗り物とかゲームセンターとかに放り出されて『遊んでて』みたいな」などと話した。視聴者に「百貨店を利用する頻度は」と質問したところ「ほとんど行かない」が66%で倒的多数だった。きょうのナゼ?ナゼ?は「百貨店の閉店が相次ぐのはナゼ?」と「今後百貨店はどうなる?」の2つ。
きょうは日本全国の百貨店を制覇したという放送作家・デパート愛好家の寺坂さんに話を伺う。百貨店の魅力を聞くと寺坂さんは「外観は普通だけど中に入ると街になっている。宝箱のような玉手箱のような、そういうものですかね」などと答えた。1つ目の「閉店が相次ぐ理由」について寺坂さんは「お子さん連れでいらっしゃる方が減った。昔は『迷子のお知らせ』がすごくよく流れていたけど、最近はあまり聞こえない。ベビーカーで来る方も少なく、郊外の大きなショッピングモールに行き、映画も見て買い物もして、ゲームセンターもあるし…と何でも揃うので、そちらに行かれているんじゃないですかね」などと話した。2つ目の「今後百貨店はどうなる?」については「とにかく人を集める。これまでデパートは買い物をする場所だったが、最近のデパートは人が集まるように工夫している。静岡県にある松坂屋 静岡店は7階が水族館になっている。ユニークな取り組みがあり、平日は満足度で入館料を決めるというシステムになっています。2つ目は愛媛県松山市にある松山三越は道後温泉の老舗が運営するホテルが中に入っている。各部屋にフィンランド式のロウリュサウナを完備している。3つ目は東武宇都宮百貨店 栃木市役所店。1階が東武百貨店で2~5階が市役所。もともと百貨店だったビルが閉店し、居抜きで市役所が入り、1階は百貨店になった。4つ目は宮城県仙台市の藤崎という百貨店。ここでは百貨店同士のコラボをしており、藤崎の中に埼玉の丸広百貨店、長野の井上百貨店、広島の福屋がイベントで入店し、それぞれのデパートのイチオシ商品が仙台の藤崎に出品する。これは珍しいパターン。デパートの人はその街のことを知り尽くしているので、マニアックな商品が並ぶ」などと話した。山里さんは「寺坂さんが数多く行ったデパートの中で、特にオススメなのは?」と聞くと「鹿児島の山形屋のエレベーターが良いですね。シースルーエレベーターで上っていると桜島が見えてくるんです。ただ、最近鹿児島銀行のビルができたので、ちょっと見えなくなってしまったけどそれはそれでまた良い」などと答えた。
視聴者に「百貨店の思い出」について聞いたところ、「百貨店に勤務していますが、お客様の数は年々減少しているようです。夫と出会った場所なので大切な場所です」、「小さい頃にお子様ランチを初めて食べたのが今でも覚えています!なんでもある魔法の場所が百貨店っていうイメージですね」などの声があった。山里さんは「昔、山形屋で食事をしている時に母親が具合悪くて倒れてしまって、救急車で運ばれたことがあるんです。その時に僕『お母さん、残り食べていい?』って聞いたんです。それは一生忘れない」などと話した。