「緊急避妊薬」薬局など販売へ 効果は?副作用は?/懸念すべき課題は?

2025年8月30日放送 21:23 - 21:28 NHK総合
サタデーウオッチ9 (ニュース)

緊急避妊薬「ノルレボ錠」は「アフターピル」とも呼ばれ、排卵を遅らせる作用などがある。性行為から72時間以内に1回服用することで、80%以上の確率で妊娠を防ぐとされている。ただ中絶する薬ではなく、すでに妊娠している場合には効果はない。先行して行われた試験販売では7000円~9000円だった。副作用は子宮からの出血や頭痛などがあるとされているが、WHOは「深刻な副作用はない」としている。販売にあたって、必要な研修を受けた薬剤師がいる店舗に限られる。購入に年齢制限はなく、未成年でも親の同意は不要。一方で対面販売と薬剤師の目の前で服用する面前服用が義務付けられる。緊急避難薬は早く服用するほど効果があるとされ、なりすまし購入や乱用、悪用の防止から導入された。試験販売は全国300か所以上で実施されており、ある薬局では購入希望者を個室に案内し薬剤師が対面で対応している。薬剤師は性暴力の疑いが見られる場合など、支援機関へつなげる役割も担っている。産婦人科医で日本家族計画協会の北村邦夫会長は「アメリカでは緊急避妊薬が入手しやすくなったことでほかの避妊方法が減少との論文もある。あくまでも緊急避難的な『最後の避妊法』で、性教育の充実などが必要だ」と指摘している。


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日本家族計画協会世界保健機関神奈川県ノルレボ錠

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