ワールドビジネスサテライト (ニュース)
アメリカ・カリフォルニア州から、ニューヨーク支局の松山成昭が中継でリポート。エヌビディアの業績は相変わらず絶好調。エヌビディア本社は上空から見ると宇宙船のような建物2棟からなっており、テレビドラマ「スタートレック」に登場する宇宙船の名前から「エンデバー」「ボイジャー」と名付けられている。20日に発表した2月から4月期の決算は、売上高・純利益共に四半期としての過去最高を更新した。この業績を支えたのは旺盛なAI需要で、AIの情報処理に使われる半導体がとにかく売れている。ジェンスン・フアンCEOは決算説明会で「極めて異例かつ驚異的な四半期となった。AIの開発企業は増産に向けて、熾烈な競争を繰り広げている」と強調した。特に「ハイパースケーラー」と呼ばれるGoogle、Microsoft、Meta、Amazonの4社の莫大な投資額のうち、その相当部分がエヌビディアに流れている。エヌビディアは5月から7月期の決算は売上高がさらに増加し、約14兆円前後にのぼる見通しだと示している。しかし決算発表後時間外取引でエヌビディアの株価は下落する場面もあり、市場の受け止めは冷静。世界のAIの半導体シェアの8割を握るエヌビディアには投資家が求める結果が異常に高まっており、もはや単なる好決算は買い材料になりにくくなっているよう。AI向け半導体をめぐってはGoogleやAmazonなどが自前の製品を作り、エヌビディアへの依存を減らそうとしている。また先週NASDAQに上場したセレブラス・システムズも、独自の技術の半導体でエヌビディアの牙城を崩そうとしている。投資家の関心は、エヌビディアの好調がどこまで続くのかという点に移っているよう。
