所さんの目がテン! 所さんの目がテン!
母屋の作業では隙間から茅がおちないように割った竹のえつりを固定していく。えつりに使う竹も西野さんと一緒に近所の竹林から到達。この竹を縦に補足均等に割る必要がある。その道具は竹割り器。使い方はハンマーで叩いて竹の端に切り込みをいれて繊維の方向に竹が割ける性質を利用し力づくでわっていく三浦が40本全部わった。わった竹は1本ずる芯をとっていき、横に置いて固定していく。えつりを固定する作業と平行して始まったのは束ねたわらを隙間につめていく作業。壁と屋根の間に茅がない空間ができてしまうので束ねた藁をつめて隙間を埋めていく。このわらは今年里で収穫したお米が実っていた稲わら。その藁を束ねて適度なサイズにきって手作業で釘のように加工した竹で藁を止めていく。断熱効果がある茅でも隙間風が入ると中の温度が下がるため必要不可欠な作業。丸一日かけて藁づめも完了した。えつりを固定する作業も佳境に入り下地もラストスパート。こうして下地が完成した。縛った合計数は4650箇所におよぶ。スタジオで三浦がつぼ結びを紹介した。