モーサテ きょうのマーケット
大和アセットマネジメント・岩手さんのドル円予想レンジは151.00円~152.20円。注目ポイントは「意外と底堅いメキシコ・ペソ」。米国の利下げ観測の変化にドル円が上下する展開が想定されるとのこと。アメリカが追加関税を課し各国が報復関税を実施した場合の実質GDPへの影響とインフレ率への影響についてピーターソン国際経済研究所のシュミレーションを示しメキシコの実質GDPの下振れ、インフレ率の上振れが大きいことがわかると説明。また、メキシコ・ペソは対ドルの新興国通貨パフォーマンスではトランプ関税のヘッドラインで上下しながらも底堅く推移していることがわかるなどと話した。底堅さの要因は、トランプ関税を警戒したポジション調整がすでに行われていた点と、広範囲に大幅な関税が課される懸念がやわらいでいる点。トランプ氏は中国に対し関税を課すと述べている一方で、メキシコとカナダに対しては、関税を課すのに必要な書類に署名するとしか述べておらず、発動先送りによって関税懸念が完全に晴れたわけではないが、積極的な協力姿勢を示すメキシコをトランプ大統領も評価しているため、今後も大幅かつ広範囲な関税が回避されることでメキシコ・ペソの売られづらさは継続すると予想しているとのこと。