モーサテ きょうのマーケット
きょうの為替について野村アセットマネジメント・前田氏が解説。予想レンジは146.50円~148円。前田氏は「米国の政府閉鎖で雇用統計などの発表が延期見込みで、土曜の自民党総裁選を控えて現在の水準を中心に小幅な値動きを想定している。」などと分析。注目ポイントは「金利差の変化と水準」。前田氏は「今年度上半期の為替市場のテーマはドル安とともに円安と言われてた。トランプ政権の政策で米ドルの需要低下が懸念されドル安となるものの、円については対ドルで伸び悩んだ。4月~9月の主要通貨の騰落率は各通貨が米ドルに対し上昇しているが、円は最も弱い通貨となっている。今後は金利差の水準の観点から円高となる可能性がある。過去は日米政策金利差が3%を下回るタイミングで円高となる場面があったが、現在の市場想定に沿ってFRBが利下げを進め、日銀が利上げを再開するなら数ヶ月後に金利差が3%を下回る。」などと指摘した。