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捨てられなくなるかもしれないゴミについて近野宏明が解説。全国の「ごみの最終処分場」の満杯までの残余年数は23.4年。都の最終処分場である東京・江東区の海の森は東京ドーム170個分の広さで今後は50年以上埋め立て可能。
家庭系ごみは1人1日あたりの排出量は496グラム、全国民だと1日あたり約6.2万トン。東京ドームが約6日でいっぱいになる。1年間のごみ処理事業経費は1人あたり1万7100円。ごみの有料化では茨城・水戸市は45リットル10枚が300円、千葉市は45リットル10枚が360円。栃木・宇都宮市やさいたま市は無料。東京23区は無料、多摩地域はほぼ有料。八王子市は40リットル10枚で750円。多摩地域にはすでに満杯となってしまった処分場がある。ごみ有料化やリサイクル強化により多摩地域は6年前からもう一つの処分場への埋め立てがないという。八王子では2004年からごみ袋を有料、戸別回収を行い、ごみの総量が2003年は約20.7万トンだったが去年は約14.3万トンと減少。
現役の清掃員であるマシンガンズ・滝沢秀一さんに「ごみを減らすには」と聞いた。牛乳パックは6枚でトイレットペーパー1ロール分に変わる。また、使用していないコードは清掃事務所や自治体の回収ボックスに持っていくと、資源として回収されるという。生ごみは水分をしぼることが大事。全国民が両手でしぼると3億円の経費を減らせる。焼却費用は重さで変わるため、水分が減ると軽くなって安くなる。また、水分が炉の中の温度を下げ、燃料費がかさむ原因になるため、自治体は水分をしぼることを呼びかけている。