NHKニュース7 (ニュース)
アメリカの関税措置を巡る日米の閣僚交渉がワシントンでまもなく行われる。今日午前現地に入った赤澤経済再生相は、見直しを強く求めるという立場を守りながら最大限 一致点を見つけたと述べた。2週連続で行われた日米首脳電話会談について、石破首相は、打ち解けた雰囲気で率直な意見交換を行い、互いの考えの理解を一層深めたと述べた。米ホワイトハウスのレビット報道官も「トランプ大統領は日本の首相と電話会談し”非常にいい会談で良い議論ができた”と」述べた。日本が交渉カードとして重視してきたものが経済安全保障の協力。レアアースを巡ってはサプライチェーン構築などが議論されている。またアメリカ側が一貫して問題視しているのが対日貿易赤字。今回の交渉には前回参加しなかったトランプ大統領の信頼が厚いとされるベッセント財務長官が出席する。赤澤経済再生相は、関税措置見直しを求め歩み寄れる接点を探りトランプ大統領に報告が上がる環境を整えたい考え。