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ロシアから原油を輸入する国に対して100%の二次関税を課すとしていたトランプ大統領は5日、インドに対する関税を「24時間以内に大幅に引き上げるつもりだ」とした。インドは2024年度のロシアからの原油輸入額は約500億ドル(約7兆円)にのぼる。(DECCAN HERALDNDTV)。インドは6月の海上輸送分ではロシアの最大輸入国となった。(ロイター通信)。2月、トランプ大統領とモディ首相はホワイトハウスで会談し、アメリカの貿易赤字削減で合意した。相互関税協議ではインドは先頭集団と目されるも、今回の対立に発展。インド外務省は4日、「国益と経済安全保障を守るため必要なあらゆる措置を講じる」という声明を発表し反発。防衛大学校・伊藤融教授はインドが反発する背景について「トランプ氏に不信感が募る中、原油を理由に懲罰的な関税を課すことは大国意識の強いインドは到底受け入れられない。譲歩しないだろう」、防衛協力への影響について「アメリカが売却予定だったF35にインドは『興味がない』と通達。ニューデリーで秋に開催予定のQUAD首脳会合に影響が出ると予想されるなど、戦略的関係も危機に陥る恐れがある」としている。杉村は「ロシアが戦争をやめないのはインドが原油を買うから戦費を調達できていて、戦争が終わるまではロシアから買わずに中東やアメリカから買ってくれないかという方向に議論が進んでくれないかと期待している」とコメントした。