モーサテ (ニュース)
いま日本のアニメや関連グッズなどの市場が世界で伸びている。「日本のアニメ」の市場(2023年、出所:Grand View Research)は、約4兆6000億円規模とも言われ、そのうち海外の割合が6割とすでに日本を上回っているとみられる。成長の背景に何があるのか、米国・ニューヨークの巨大イベント「ニューヨークコミコン」を取材。本来米国のコミックを中心とするイベントだが、入り口には「ドラゴンボール」の巨大フィギュアがたっている。会場で目立ったのは「ワンピース」「ガンダム」など日本のアニメのキャラクター。プラモデルなど関連グッズのブースには多くのアニメファンが駆け付けていた。グッズ市場をけん引するのがバンダイナムコ。売れ筋について、バンダイナムコトイズ&コレクティブルアメリカの大之木鉄平COOは「S.H.Figuartsというアクションフィギュアのブランド」だと語った。S.H.Figuartsは、アニメと同じポーズを再現できるよう、関節などを増やしたフィギュア。価格は5000円~9000円程度でコアなアニメファンから人気だという。力を入れているのが低価格帯で、大之木COOは「大手量販店のターゲット、ウォルマートでも販売」などと話した。