報道特集 (ニュース)
サンクトペテルブルクで行われた、プーチン大統領肝いりの国際会議。「ロシアのGDPはこの2年間年4%以上で成長している」と演説で強気の姿勢をみせたプーチン氏は、戦時経済の減速も指摘される中「最重要課題はバランスの取れた成長への移行だ」と強調した。インドネシア大統領や中国副首相らも登壇し、アジアやグローバルサウスとの連携をあらためてアピールした。一方これまでとは異なる動きも。会場の一角ではロシアとアメリカのビジネス対話が開かれ、トランプ政権となったアメリカとの関係改善を探る動きの一環とみられる。プログラムは非公開だったが、米露双方の主催者によるとAI(人工知能)や北極圏開発などでの協力について意見交換がされたという。侵攻の終りが見えない中、具体的な経済活動につながるかは不透明。