時論公論 （時論公論）
バイデン大統領が選挙戦から撤退したことで、副大統領のカマラ・ハリス氏が大統領候補となり、選挙戦ではオバマ元大統領夫妻、セレブらが応援に駆けつけた。ハリス氏は「非難をやめ、団結しよう」などと有権者に呼びかける。一方、ドナルド・トランプ氏は銃撃事件で九死に一生を得、岩盤支持層に支えられ、常識にとらわれない選挙活動を展開。アメリカの主要メディアによると、ハリス氏は選挙人226人、トランプ氏は219人を獲得できる見通しで、7つの激戦州が鍵を握ることになる。なかでもペンシルベニア州を制した者が勝者になるといっても過言ではない。大統領選挙と同時に連邦議会選挙も行われる。予算に法案の審議、人事の承認など議会との関係は欠かせず、議会選挙の結果は次期大統領の政権運営を大きく左右する。