ワールドビジネスサテライト (ニュース)
松屋銀座のバレンタイン商戦。去年と比べて1.2倍の売り上げを目指している。その戦略は、カカオの可能性を追求すること。イートインメニューで用意したのがメキシコの伝統料理モレをアレンジしたカレー。ルーにチョコレートが使われ、米はカカオで炊かれている。さらにバレンタイン用和菓子のラインナップを強化。商品開発に試行錯誤する背景にあるのがカカオの高騰。カカオ豆の生産地域である西アフリカでの天候不順などにより、この2年で価格はおよそ4倍に。今も供給懸念が続いていて、価格が落ち着く見通しが立たない。一方、高島屋が今年、新たに打ち出したのがピエールエルメパリをはじめゴディバやトシヨロイヅカなどと干し芋を作る時に出る端材を活用した新商品を展開。また、ライブ感が楽しめる店頭でのイベントを企画している。