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カメルーンで12日、大統領選挙の投票が行われ、26日までに結果が発表される。現在92歳で世界最高齢の国家元首であるポール・ビヤ大統領が再選するか注目が集まっている。ビヤ大統領は1982年に大統領に就任し、7期連続43年間にわたり権力を掌握し続け“静かな独裁者”とも呼ばれている。2006年に来日した時には上皇さまと会談を行った。一方、上皇后さまの隣には38歳年下のシャンタル夫人がいた。シャンタル夫人はファッションやヘアスタイルがカメルーンでも話題となっている。カメルーンはアフリカ中部の赤道付近に位置し、面積は日本の約1.3倍、人口は2900万人。平均年齢は18歳。天然資源に恵まれているが、15歳~35歳の約40%が失業中。東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター・武内進一センター長によると、大学卒業後に就職できない人が多く、若年層はビヤ大統領に不満を膨らませている。ビヤ大統領は数年前までフランスやスイスに頻繁に渡航。大統領就任以降、スイスの高級ホテルで私的に宿泊した日数は少なくとも計1645日間で費用は98億円。ビヤ大統領は国民の前にほとんど姿を見せず秘密主義を好み、“スフィンクス”の異名を持つ。(毎日新聞)。今回の選挙でも姿を見せず、生成AI画像や人形などを使用し、演説も1度だけ行った。(日本経済新聞など)。ビヤ大統領は大統領に忠実な人物を政府や国営企業の要職につけ基盤を築いてきた。(毎日新聞)。今回の選挙でも最大の政敵である立候補者に対し、政府の影響下にある選挙管理委員会が届け出を却下。(朝日新聞)。武内センター長によると、自分に都合よく選挙を操作しているため再選の可能性が高い。再選なら任期満了時に99歳になっている。