サンデースポーツ (スポーツニュース)
カーリング元日本代表の市川美余が来年の冬季オリンピックの代表争いについて解説。日本の女子は、かつてないぐらいレベルが上がってきている。これまでのオリンピックの活躍もあって、プレーをする環境が整ってきて、選手の層が厚くなってきたというのが要因だ。代表争いで言うと、やはり世界ランキング、日本勢トップのロコソラーレが中心になる。市川は「オリンピック2大会連続メダルを取ったという経験は大きいですし、実力は頭一つ抜けているのかなと思う。今、進化をキーワードにレベルアップをしているのだが、作戦の幅が広いので、最善の作戦を決めることができる、次のステップに行っている」とコメント。そんなロコソラーレの対抗馬として注目されるのは今大会でもいいプレーを見せた、新世代のチーム。まずは2月の日本選手権で優勝した、SC軽井沢クラブはサードの上野結生とスキップの美優の姉妹でチームワークがよくて、最後の美優選手にいいショットをつなぐことができているという。今大会は世界2位の強豪スイスチームを相手に逆転勝ちもしている。そしてもう一つのチーム、北海道銀行。市川は「若くて、20代前半の選手が中心となっているだが、今回、ツアーで優勝、5大会している最も勢いがあるチーム」と評価。特徴としてはスイープが強く、海外のチームもそうなのだが、投げたあとに、このスイープで修正がきくので、これが非常に大きな強みだという。