Nスタ NEWSそのサキ!
早朝5時半ごろの東京・足立区のスーパーに、新米の茨城県産コシヒカリがトラックで運ばれてきた。深刻なコメ不足で需要が急速に高まっている「新米」。店側は集めた数に自信をのぞかせる。店内の他にコメ専門の販売スペースがあり、中にはコシヒカリの新米がいっぱい積まれている。スーパーさんようでは先週金曜日に5kgの新米を約540袋入荷。その後も入荷が続き、コメの品薄はほぼ解消されている。ただ、各地のコメ不足は依然として続いている。番組スタッフが昨夜、首都圏のスーパー17店舗を調べたところ、コメは15店舗で品切れ。在庫があったのは2店舗のみで量もわずか。足立区のスーパーではきのう80袋以上売れるも在庫は十分。このスーパーでは10年以上契約している民間のコメ卸業者に早い段階から新米を注文。さらに新たな卸業者も開拓し、大量の新米を確保。一方で、値段は去年の1.5倍ほどに値上がりしている。
千葉県八千代市にある道の駅「やちよ」にも大量の新米があった。この道の駅は直売所になっていて、地元の複数のコメ農家が直接商品を持ち込んでいるため、品切れになる可能性は低い。販売する新米は6種類と豊富で「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」などが選べる。価格も5キロで2000円台後半と、都市部に比べるとリーズナブル。多くのブランド米が各地に出回る時期については9月中旬以降だという。新米の在庫が多い店にはそれぞれの取り組みがあった。