NHKニュース7 (ニュース)
政府の備蓄米の入札がきょうから始まった。スーパーの店頭などに並ぶのは、今月下旬以降になる見通し。長野市のコメ販売店では長野県内の食堂や宿泊施設などに、毎月およそ6トン販売している。ことし6月までは必要な量を確保できる見込みだが、それ以降は去年より3割ほど減るおそれがある。全国のスーパーでの平均価格は、今月2日までの1週間で5キロ当たり税込みで3952円。値上がりは9週連続で1年前に比べると94%余りの上昇。JA福井県ではきょう。備蓄米の入札がきょうから始まり、入札価格などをメールで農林水産省に提出した。最も高い価格を提示した集荷業者から順番に落札するということで、JA福井県も直前まで価格を修正しながら入札した。今回の入札の対象は15万トン。「まっしぐら」や「ひとめぼれ」など、合わせて41品種あり、今回落札された備蓄米が店頭に並ぶのは、今月下旬以降になる見通し。農林水産省は、入札が終了するまで、参加した業者の数や名称、落札価格などは公表しないとしている。専門家は、外食など業務用のコメの不足感が解消されれば、一般向けのコメも次第に安くなるとみている。