スーパーの平均価格 9週連続値上がり

2025年3月10日放送 21:08 - 21:13 NHK総合
ニュースウオッチ9 (ニュース)

コメの価格安定につながるのか。きょうから備蓄米の入札が始まった。スーパーの店頭などに並ぶのは、今月下旬以降になる見通し。コメの価格高騰が続いている。東京・墨田区にあるスーパーでは、5キロ当たりの価格、税込みで4000円〜5000円台。去年の倍以上。スーパー・五味衛社長は「悪いなと。こんな高い値段で初めて打っているので。原価でそのまま打っているようなもの。どうにもならないと思っている」と語った。全国のスーパーでのコメの平均価格も値上がりが続いている。今月2日までの1週間で、5キロ当たり税込みで3952円と、前の週から13円の値上がり。値上がりは9週連続で、1年前に比べると94%余上昇。一般の人のコメント。注目されているのが、備蓄米の放出。きょうから入札が始まった。コメを確保すべく、入札に参加したJA福井県。希望する銘柄や入札価格などを農林水産省にメールで提出。JA福井県米穀販売課・高山祐一課長代理は「ほっとしているが、落ちる(落札できる)かちょっと心配」と語った。きょう始まった初回の入札では、去年とおととしに収穫された15万トン、ひとめぼれなどの41品種が対象。入札には全国組織のJA全農など、一定の条件を満たした集荷業者が参加し、最も高い価格を提示した業者から順番に落札。入札に参加した業者の中にはある悩みも。熊本県内のJAで作るJA熊本経済連。今回の入札には熊本県産が含まれていないが、入札に踏み切った。JA熊本経済連農産販売課・松井稔也課長は「熊本県内は生産地でもある。(県外の)備蓄米でいいのか悩みはあった」と語った。今回落札された備蓄米がスーパーの店頭などに並ぶのは、今月下旬以降になる見通し。備蓄米の倉庫の映像。入札が始まった備蓄米。価格の動向にどう影響するのか。年間1万2000トンのコメを卸す長野・長野市内の会社は、市場に変化が出ることに期待。卸売会社・塩沢均社長は「今の価格は高すぎる。(備蓄米放出を)やってもらうことで、今のマーケットに対して刺激、メッセージを含め後押し、主導してほしい」と語った。日本総合研究所・三輪泰史チーフスペシャリストは「備蓄米が店頭に並ぶことで、今より100〜200円、値段が下がった状態が消費者も実感できる」と述べたで「ことしのコメの生産量が増えれば、最終的には3000円台前半まで下がる可能性がある」と指摘。以前のような5キロ2000円程度というような価格にはならない?。三輪チーフスペシャリストは「残念ながら、以前の2000円台に戻るのは難しい。肥料、エネルギー、人件費などいろいろなコスト、原価が上がっている。消費者にも理解してもらいたい。焦らず、必要な時に必要な量を買ってほしい」と語った。


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農林水産省熊本県経済農業協同組合連合会長野県墨田区(東京)福井県農業協同組合

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