news every. 味も人情もてんこ盛り コレが”部活めし”だ 第9弾
京王線八幡山駅近くにある「中国料理味仙」。近くには、明治大学のグラウンドや日本大学の学生寮がある。この日は、明治大学のアメリカンフットボール部員が試合前に訪れていた。ニラレバ定食は、ニラレバだけで725グラム、ご飯は約300グラム。価格は900円だ。体育会系の学生たちが通っている。店主の片岡さんは、学生たちにとってお姉さん的存在で、学生たちの成長を見るのがうれしいという。900円のからあげ定食には、からあげ10個がついている。重さは580グラム。約8キロの鶏もも肉を、しょうゆや砂糖などのほか、コショウをアクセントにした特製ダレに半日漬け込む。味の決め手のニンニクは、ミキサーにかけて肉と合わせる。片栗粉を入れて寝かせる。学生たちは、ご飯おかわり1杯無料だ。
この日、明治大学の卒業生が来店した。社会人になった今でも、月に1回は来店しているという。片岡さんは、店を営業しながら、明治大学と神奈川大学のサッカー部の試合をライブ配信で観戦。結果は2-1で、明治大学が勝利した。この大会で、明治大学は優勝した。片岡さんは学生たちを応援しようと、スタンプを18個集めると900円の定食が無料になるスタンプカードを手作りしたり、学生のリクエストに応えてタレなどをサービスしたりしている。明治大学ラグビーのOBで、日本代表にも選ばれたことのある松尾将太郎さんが当時、チンゲンサイいためをニラに変更してほしいと注文し、以来「将太郎スペシャル」としてメニュー化された。店内には、学生たちが感謝を綴った色紙が飾られている。